東京といえば「原宿」、そして原宿といえば「竹下通り」。ファッションとカルチャーの発信地として、世界中から注目を集めるこのエリアは、まさに“トレンドの最前線”です!若者の自由な自己表現が街に溢れ、カラフルなスイーツや個性的なファッションアイテムが並ぶ竹下通りは、一年中お祭りのようなにぎやかさ。

1970年代の竹の子族やロリータファッション、裏原系ブランドなど、数々のムーブメントがここで生まれ、「Kawaii文化」の聖地としても世界的に有名に。原宿の象徴である竹下通りと、その奥にある隠れ家的な「裏原宿(キャットストリート)」は、異なる顔を持ちながらも、どちらも新しいスタイルやカルチャーが生まれる活気に満ちたスポットです。
原宿・竹下通りへの行き方
原宿駅と明治神宮前駅の2つの駅が最寄りで、どちらも竹下通りへのアクセスに便利です。
- JR山手線:原宿駅(竹下口からすぐ)
- 東京メトロ千代田線・副都心線:明治神宮前駅(徒歩約5分)
- 羽田空港から:電車で約50分
- 成田空港から:電車で約1時間40分
- 新宿駅から:JR山手線で4分
- 東京駅から:JR山手線で26分


原宿・竹下通りってどんな場所?

若者文化とKawaii文化の発信地
原宿は、東京の若者文化を牽引し続ける街であり、特に「Kawaii文化」の中心地として国内外で知られています。このエリアの象徴的な通りが竹下通りであり、全長約350メートルに渡るこのストリートは、独特のファッションやカラフルなスイーツで賑わう「カワイイ文化」の発信地です。
1970年代にオープンしたクレープ店「マリオンクレープ」が、この文化の火付け役となりました。クレープはすぐに若者たちの間で大人気となり、竹下通りは「日本初のクレープ通り」としての地位を確立。これがきっかけで、竹下通りはKawaiiなスイーツやポップなファッションが集まる場所に変貌を遂げました。竹下通りでは、デコラティブなファッションを着た若者たちが行き交い、街全体が「Kawaii文化の生きたショーケース」のような雰囲気です。
特に週末や祝日には、国内外からの観光客や若者が大勢訪れ、カラフルなストリートの雰囲気を体感しています。竹下通りは、単なるショッピングストリートではなく、原宿ならではの独創的で自由なカルチャーが凝縮された場所です。
昭和から現代まで若者の流行の発信地

原宿は昭和時代から続く「若者の街」としての歴史があります。特に1970年代から1980年代にかけては、「竹の子族」や「ホコ天族」といった若者のサブカルチャーが、竹下通りを中心に爆発的に広がりました。これらのサブカルチャーは、自由なファッションやパフォーマンスが特徴で、原宿全体を一大トレンド発信地へと押し上げました。

1980年代には、「ラフォーレ原宿」や「SHIBUYA109」と並ぶファッションビルとして、「原宿セントラルアパート」などが人気を集め、原宿はギャル文化やストリート系ファッション、ロリータファッションなどの発祥地として広く知られるようになります。
1990年代以降は、竹下通りに集まるショップが多様化し、より多彩なファッションスタイルやアイテムが揃うようになりました。特に原宿系ファッションやKawaiiカルチャーは、SNSの普及により、若者たちの間でさらに広がりを見せ、世界中で「Harajuku Fashion」として認識されるようになりました。近年では、ポップなデザインのスニーカーやユニークな雑貨を扱うショップが増え、原宿はファッションにおけるグローバルなトレンドセッターの役割を果たし続けています。
東京に来たら必ず行きたい場所 竹下通り
竹下通りは、観光客にとって東京の必訪スポットの一つです。ここでは、日本独自の「カワイイ」ファッションやスイーツが手に入るだけでなく、ユニークな文化体験ができます。特に海外からの旅行者にとっては、竹下通りは日本のポップカルチャーを直に感じられる場所であり、ここでしか手に入らないアイテムやKawaiiなアクセサリーを見つけることができます。
さらに、竹下通りの楽しみ方は「食べ歩き」や「プリクラ撮影」だけではありません。ロリータファッションやゴシックファッションなど、一般的なストリートファッションとは一線を画すスタイルに触れたり、個性的なヘアカラーやアクセサリーを試したりと、ファッションの多様性を体験することができます。
どの年齢層でも楽しめる竹下通りは、最新のトレンドとレトロな魅力が融合する独特な雰囲気を持っています。東京観光の中でも特に「原宿体験」として、多くの人々が竹下通りを訪れ、新たな発見とKawaiiの刺激を求めています。
日本が誇る「カワイイ」カルチャーの発信地
原宿は、日本の「カワイイ」文化が世界に広がった中心地として、国際的な知名度を誇るエリア! その象徴的な場所である竹下通りやキャットストリートでは、多様なファッションが混ざり合い、日々新しいスタイルが生まれています。訪れる人は、まるで現代のトレンドショーを歩いているような感覚に包まれます。
世界が注目する原宿ストリートファッション
原宿といえば、そのユニークなストリートファッション。カラフルでキュートなロリータスタイルから、ダークでゴシックなスタイル、さらにはデコラティブな「デコラ系」ファッションまで、実に幅広いジャンルが揃っています。どのスタイルも、個性を大切にしながら、時にはポップに、時にはエレガントに、常に自己表現を追求しています。
ロリータファッション:ファンタジーと可憐さの融合
ロリータファッションは、ヴィクトリア朝のヨーロッパにインスパイアされたスタイルで、フリルやレース、パフスリーブが特徴。竹下通りでは、ボンネットを被り、ドールのようなメイクをしたロリータファッションの若者たちが歩く姿に出会うことができます。この可愛らしくもエレガントなスタイルは、ファッションの枠を超え、一種の芸術的表現として原宿の街に深く根付いています。写真を撮るだけでなく、思い切ってレンタル衣装を試して、ロリータの世界に足を踏み入れてみるのもおすすめですよ!
ゴシックファッション:黒で彩る個性
一方、ゴシックファッションは、ロリータの可愛さとは対照的に、黒を基調としたシックでミステリアスなスタイル。黒のドレスにレースアップブーツ、重厚なアクセサリーが揃う原宿のゴシック系ショップでは、荘厳で美しいゴシックスタイルを手軽に楽しむことができます。ゴシックのファンにとって、原宿はまさに「聖地」! ゴシックファッションの特徴的な美学を体感し、原宿の新たな一面を発見してみてはいかがでしょうか。
デコラ系:大胆でポップな自己表現
デコラ系ファッションは、原宿特有のカラフルで大胆なスタイル。頭から足先まで、ヘアクリップやビーズ、カラフルなアクセサリーで装飾するのが基本。レインボーカラーのウィッグや、パステルカラーの派手な洋服を組み合わせたコーディネートが魅力的です! 竹下通りでは、デコラ系のショップが数多くあり、誰でもポップで可愛いスタイルに挑戦できます。インスタ映えすること間違いなしのこのスタイル、写真を撮るのも楽しいですが、ぜひ原宿で体験してみてくださいね!
コスプレ&アニメカルチャー:原宿は夢のような空間
原宿では、アニメやマンガのキャラクターに扮したコスプレイヤーたちが、日常的に街を彩ります。竹下通りやその周辺の広場には、アニメイベントのコスプレ参加者や、普段からコスプレを楽しむ人々が集まることもしばしば。初めての方でも、気軽にコスプレ体験ができる店舗や、コスプレ衣装を販売するショップが充実しています。原宿は、日本のポップカルチャーに触れる絶好の場所!コスプレにチャレンジして、原宿ならではの自由で創造的なファッションを体験してみましょう。
原宿カルチャーの起源:アメリカ文化が生んだ若者の街
原宿のカルチャーの歴史を遡ると、第二次世界大戦後の米軍施設「ワシントンハイツ」に行き着きます。1940年代から1950年代にかけて、アメリカ人の影響で原宿周辺に洋風の店が並び、やがて日本の若者たちにとって「外国の風」を感じられる特別な場所になりました。1964年の東京オリンピック開催をきっかけに、より多くの若者が原宿に集まり、「原宿族」や「竹の子族」といったファッショングループが生まれたのです。
進化する「ウラハラ」カルチャー
1990年代には、「ウラハラ(裏原宿)」と呼ばれるエリアが注目され、ストリート系ブランドが続々と誕生。「BAPE(ベイプ)」や「Undercover(アンダーカバー)」といった、日本独自のストリートファッションブランドが世界的な人気を獲得し、原宿は再びカルチャーの中心地として進化を遂げました。キャットストリートを歩けば、今でもその先駆的なブランドの店舗に出会えます。原宿は、若者文化を支えるだけでなく、新しいムーブメントを生む「生きた街」として、これからも進化を続けるでしょう。
竹下通りの楽しみ方

竹下通りは、まるで一年中日本のお祭りが行われているような場所!色とりどりのお店や活気ある人々で、縁日さながらの雰囲気が年中漂っています。特に週末になると多くの観光客や若者で賑わい、ストリートはさらに熱気を帯びます。
食べ歩きグルメでSNS映え!


竹下通りに来たら、やはりまずは食べ歩きがマスト!見た目も可愛く、美味しいストリートフードが盛りだくさんで、インスタ映え間違いなしです。
- レインボーわたあめ:竹下通りの名物で、巨大でカラフルなわたあめが有名。ふんわりした雲のような見た目はもちろん、持っているだけでテンションが上がります!甘い香りと可愛い見た目で、竹下通りのKawaii感を存分に味わえます。
- クレープ:1970年代に竹下通りで誕生したクレープは、今でも大人気の食べ歩きスイーツ。クリームやフルーツがたっぷり入ったデザート系のクレープはもちろん、ツナやカレーを使った「食事系クレープ」もあります。竹下通りには多くのクレープ店が並んでいるので、いくつかの店で食べ比べてみるのも面白いです!
- ハットグ(韓国式アメリカンドッグ):韓国発のハットグは、伸びるモッツァレラチーズがたっぷり入ったアメリカンドッグ。衣には砂糖がまぶされていて、甘さとチーズの塩味が絶妙なバランスを楽しめます。お好みでケチャップやマスタードをかければ、さらに美味しく食べられます。
- トルネードポテト:ねじれた形が特徴のトルネードポテトも人気です。カリカリの食感とスパイシーな味付けで、スナック感覚で手軽に食べられます。さまざまなフレーバーが選べるので、好みの味を見つけてみてください!
ただし、竹下通りは流行の移り変わりが非常に速いエリアのため、テナントの入れ替わりも激しいです。お気に入りのショップが撤退している場合もあるので、訪れる前に最新情報をチェックするのがおすすめです。
プリクラで思い出を残そう
竹下通りに来たなら、最新のプリクラ機で「Kawaii写真」を撮るのは欠かせません!
- プリクラLAND NOA:日本初のプリクラ専門店で、竹下通りの入り口にあります。プリクラには、顔を可愛く補正する機能や、ユニークなスタンプが多数あり、フレームもバリエーション豊富です。友達と一緒に撮れば、楽しい思い出としてプリントシールに残せます。
- 最新機種に挑戦:プリクラの機種は常に進化しており、竹下通りでは最新機種を楽しむことができます。顔のパーツを大きくしたり、目をキラキラさせたりする機能で、原宿Kawaiiな雰囲気の写真を手に入れましょう!
- デコレーションタイム:撮影後は、デジタルタッチでスタンプや文字を自由に追加できます。特別なメッセージを入れたり、カラフルなハートや星を散りばめて、オリジナルの一枚を完成させてください!
インスタ映えするフォトスポット
竹下通りには、カラフルで可愛いフォトスポットがたくさんあります。SNS映えを狙うなら、以下のスポットは要チェックです。
- 壁アート:竹下通り沿いには、ポップな壁アートが点在しています。カラフルなキャラクターやペイントが施された壁の前でポーズを決めて、Kawaiiな写真を撮ってみましょう。
- 店舗の外観:竹下通りの多くの店舗は、ファサードもカラフルでデコラティブ。店の看板やショーウィンドウも、背景にして撮影するのがおすすめです。
- レインボーフードを持って写真撮影:レインボーわたあめやカラフルなスムージーを片手に写真を撮れば、インパクト抜群の一枚になります。美味しさと楽しさが詰まった竹下通りならではの瞬間を収めましょう。
原宿散策とショッピング
竹下通りのショッピングは、ファッションアイテムに留まらず、雑貨やコスメ、ユニークなアクセサリーまで幅広いアイテムが揃っています。
- 古着ショップ巡り:竹下通りには、原宿らしい1点物の古着を扱うショップが点在。レトロなアイテムや海外から輸入されたユニークな古着を探して、他では手に入らないおしゃれなコーディネートを楽しみましょう。
- 雑貨とアクセサリー:竹下通りには、Kawaiiをテーマにした雑貨店も豊富です。カラフルなステーショナリーやポーチ、キュートなぬいぐるみなど、お土産にもぴったりなアイテムがたくさん見つかります。
- 個性派アイテムも見逃せない:ゴシックファッションからポップカルチャー雑貨まで、個性あふれるショップが集まる竹下通り。自分だけのユニークなアイテムを見つけられるのも、竹下通りならではの楽しみです。
竹下通りのテナントは、トレンドに応じて頻繁に入れ替わるため、訪れるたびに新しいショップに出会える一方、いつも同じお店があるとは限りません。常に最新情報を確認して、効率よく散策しましょう!
実は裏原宿「キャットストリート」が一番面白い!

竹下通りのカラフルで賑やかな雰囲気から一歩抜け出すと、原宿のもう一つの顔「キャットストリート」にたどり着きます。このエリアは“裏原宿”として知られ、落ち着いたアート感と独自のファッションカルチャーが魅力。キャットストリートでは、竹下通りとは異なる洗練された雰囲気の中で、ユニークなショッピングやカフェ体験を楽しむことができます。
1. 裏原系ファッションの発祥地、キャットストリート

2000年代に誕生した「裏原系ファッション」は、原宿のカウンターカルチャーとして大きな人気を集めました。ストリートカルチャーと融合したこのスタイルは、東京の若者ファッションに新たな潮流を生み出し、海外からも注目されるように。
- 裏原系ブランドのショップ巡り:かつての「BAPE」「NEIGHBORHOOD」などの裏原系ブランドの多くが、このキャットストリート周辺からスタートしています。現在も、当時の裏原系ファッションを引き継ぐブランドやショップが点在しており、ファッションファンにとっては“聖地巡礼”とも言える場所です。
- 独自のデザインとストリートカルチャー:裏原系ファッションの特徴は、アートや音楽、スケートボードなど、さまざまなサブカルチャーの要素がミックスされた独自のデザイン。キャットストリートでは、こうしたカルチャーが色濃く残っており、ショッピングだけでなく、東京のストリートカルチャーを体感することができます。
2. 洗練されたセレクトショップが並ぶショッピング街
キャットストリートには、世界中からセレクトされたファッションアイテムが揃うショップが軒を連ねています。セレクトショップは、最新のトレンドや個性的なデザインを集めた独特のアイテムを揃えており、ファッション好きにはたまらないスポットです。
- 最新の国内外ファッション:キャットストリートでは、日本の若手デザイナーのブランドから、欧米の人気セレクトショップまで、さまざまなスタイルのファッションを見つけることができます。特に、メンズ&レディース問わず、ストリート系やミニマルなデザインのアイテムが充実しているのが特徴です。
- ヴィンテージアイテムの宝庫:キャットストリートには、ヴィンテージショップも点在しています。古着だけでなく、ヴィンテージアクセサリーやバッグ、シューズも豊富に揃っており、他では手に入らない一点物のアイテムが見つかるかもしれません。これらの店は、じっくり時間をかけて掘り出し物を探す楽しみがあります。
- ハイセンスな雑貨&インテリア:ファッションアイテムだけでなく、ユニークな雑貨やインテリアも充実。日常使いできる実用的なアイテムからアーティスティックなものまで、個性豊かな雑貨が揃っています。お土産やギフト探しにもぴったりの場所です。
3. 隠れ家的なカフェ&レストランで一息
キャットストリートには、おしゃれなカフェやレストランも多く、買い物の合間に立ち寄るのに最適です。竹下通りの人混みから離れて、落ち着いた雰囲気でゆっくりとくつろぐことができるのが魅力です。
- オープンテラスカフェ:天気の良い日には、オープンテラスのカフェでリラックスするのがおすすめ。おしゃれな通りを眺めながら、美味しいコーヒーやランチを楽しめます。地元の人々がくつろぐ様子を見ながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
- コンセプトカフェ:キャットストリートには、個性的なコンセプトを持つカフェも多くあります。たとえば、アートギャラリーと融合したカフェや、独自の世界観を持つインテリアデザインが特徴のカフェなど、訪れるたびに新しい発見があるはず。
- 多国籍グルメを堪能:裏原宿には、イタリアン、メキシカン、アジアンフュージョンなど、多国籍のレストランも多く揃っています。流行を取り入れたヘルシーフードやビーガン対応のメニューもあり、さまざまな食のニーズに応えるレストランが点在しています。
4. アートギャラリー&ストリートアートを散策
キャットストリートは、アートの街としての顔も持ち、路地や建物に描かれたストリートアートや、ギャラリーでの現代アート展示が目を引きます。
- ストリートアートを探そう:キャットストリート周辺の壁や建物には、多くのストリートアートが描かれています。ファッションや音楽をテーマにしたカラフルなグラフィティから、抽象的なデザインまで、歩くだけでアート鑑賞が楽しめます。特に、インスタ映えスポットとしても人気が高く、SNSにアップするのにぴったりのフォトジェニックなスポットです。
- 個性豊かなアートギャラリー:キャットストリート周辺には、ユニークなアートギャラリーが点在。国内外のアーティストによる展示が行われ、現代アートや写真展、インスタレーションアートなど、幅広いジャンルのアート作品を楽しむことができます。カフェと一体化したギャラリーも多く、アートを眺めながらコーヒーを楽しむのも贅沢な時間の過ごし方です。
5. キャットストリートの魅力は“ゆったり散策”
竹下通りのような賑やかさや混雑とは一線を画し、キャットストリートはゆっくりとしたペースで歩き回れるのが魅力です。
掘り出し物が見つかるかも:大手チェーン店が多い竹下通りと違い、キャットストリートでは小規模な個人経営の店やセレクトショップが多く、他では見つからないアイテムに出会えるチャンスも。ヴィンテージショップや個性的な雑貨店など、じっくりと探し歩けば“掘り出し物”が見つかるかもしれません。
原宿・竹下通りを満喫するためのヒント

原宿は国内外から多くの人が訪れる人気の観光地。そのため、混雑を避けたり、快適に観光するための工夫が重要です!
1. 混雑を避けるなら、平日の午前中に訪問しよう
原宿は、特に週末や祝日に多くの観光客や若者が集まります。混雑がピークを迎えるのは午後~夕方で、特に竹下通りは歩くのも困難なほどの人混みになることもあります。
- 平日の午前中が狙い目:混雑を避けるためには、平日の午前中に原宿を訪れるのがベスト。観光客や修学旅行生の多くが午後に訪れることが多いため、午前中であれば比較的スムーズに歩き回ることができます。10時ごろからオープンする店舗が多いので、それに合わせて訪れると効率的です。
- 雨の日は意外な穴場:雨の日の原宿は観光客が減るため、普段よりも空いていることが多いです。雨の影響を受けにくい店内でのショッピングや、室内型の観光スポットを中心にプランを組むと、快適に過ごせます。
2. 歩行者天国のルールを守ってスムーズに歩こう
竹下通りでは、午前11時~午後6時まで歩行者天国が設定され、車両の通行が禁止されます。この時間帯は人通りがさらに増え、歩行も困難になることがあります。
- 左側通行を意識する:混雑時には左側通行のルールを守ることが重要です。特に人が集中する週末や祝日の午後は、歩道が込み合うため、流れに逆らわずスムーズに歩くことが安全でストレスも少なくなります。
- グループでの行動に注意:友人や家族と一緒に訪れる場合、広がって歩くと通行の妨げになります。混雑時には縦一列で歩くか、定期的に人通りの少ない場所で集まりましょう。
- 子連れ観光の場合:子どもを連れて訪れる場合、混雑する時間帯は迷子や事故のリスクが高まるため、子どもの手をしっかりと握り、歩行者天国のルールを守りましょう。人混みが落ち着いた午前中や、平日に訪れると安心です。
3. 歩きやすい靴を選ぼう
原宿は竹下通りだけでなく、周辺にも魅力的な観光スポットが多く、1日中歩き回ることが想定されます。快適に観光を楽しむためには、歩きやすい靴が必須です。
- スニーカーやウォーキングシューズがベスト:原宿観光の中心である竹下通りは舗装されていますが、明治神宮や代々木公園などは、砂利道や土道が多く含まれます。スニーカーやウォーキングシューズなら、長時間歩いても疲れにくく、足への負担が少ないためおすすめです。
- サンダルやヒールは避ける:サンダルやヒールのある靴は、足を痛めやすく、混雑した場所ではつまづいたり、踏まれたりする危険があります。オシャレに見せたい場合でも、歩行の負担を軽減する靴選びが大切です。
- 荷物は軽めに:竹下通りではショッピングや食べ歩きが楽しめるため、荷物は軽めにして、手が自由になるようにするのがポイントです。リュックやショルダーバッグなど、両手が空くバッグを選ぶと、混雑した人混みでもスムーズに移動できます。
4. 食べ歩きは衛生面に注意しよう
竹下通りは食べ歩きグルメが豊富ですが、混雑した通りでの食べ歩きは注意が必要です。
- ゴミは指定のゴミ箱に捨てる:竹下通りではゴミ箱が限られているため、食べ歩きの際に出たゴミは自分で持ち帰るか、指定されたゴミ箱に捨てましょう。特に混雑時には、ゴミのポイ捨てが街の景観を損なう原因になります。
- 食べ歩きのマナーを守る:竹下通りでは、歩きながらの飲食が基本的に許可されていますが、人混みでの飲食はこぼれたり、人にぶつかったりするリスクがあります。可能であれば、一歩端に寄って落ち着いて食べるようにしましょう。
5. 事前に訪問する店を決めておこう
原宿は魅力的なショップが密集しているため、事前に訪れたい店をピックアップしておくと効率的です。
- 人気店は早めにチェック:竹下通りには常に行列ができる人気店が多いため、特に有名なスイーツ店や限定ショップなどは、開店直後に行くのがベスト。列が長くなる前に訪れると、無駄な待ち時間を減らせます。
- インスタで情報収集:インスタグラムなどで「#竹下通り」「#原宿スイーツ」などのハッシュタグを検索すると、最新のトレンドスポットや人気店の情報が得られます。事前に食べたいメニューや行きたいお店をリストアップしておくと、スムーズな観光が楽しめます。
6. 現金とICカードを持参しよう
竹下通りでは、キャッシュレス決済が普及していますが、すべての店舗が対応しているわけではありません。特に小規模な店舗や屋台では、現金のみの支払いが求められることがあります。
- 小銭も用意:食べ歩きグルメや小さな雑貨を購入する際、小銭があると便利です。1,000円札や500円玉を多めに持っておくと、スムーズに支払いができます。
- SuicaやPASMOを活用:交通系ICカードは、多くの店で利用可能です。スムーズな支払いが可能になるだけでなく、混雑した店内でのレジ待ち時間を短縮できるので便利です。
原宿・裏原宿・竹下通りの歴史を深掘り!
原宿エリアは東京のファッションとカルチャーの中心地として知られ、特に竹下通りやキャットストリート(裏原宿)は、さまざまなトレンドが生まれた“発信地”として注目されてきました。
これらの場所は時代とともに進化し、独自のカルチャーを育んできた歴史があります。原宿がどのようにして「Kawaii文化」や「裏原系ファッション」の聖地となったのか、歴史をたどっていきましょう!
江戸時代:原宿の始まり
- 宿場町としての「原宿」:原宿という地名は、もともと江戸時代の宿場町「原宿村」に由来します。「原っぱの中の宿場」を意味するこの地名は、古くからこの地域が街道沿いにある集落だったことを示しています。
- 農村から町へ:江戸時代、この地域は農村地帯でありながら、鎌倉街道に面していたため、旅行者や商人が行き交う場所でもありました。また、江戸幕府が防衛のために武家屋敷を置いたことも、原宿エリアの発展に寄与しました。
明治時代:鉄道開通と都市化の始まり
- 明治神宮の創建:1919年、明治神宮がこの地域に創建され、周辺が整備されました。これにより、原宿は信仰の地としても知られるようになります。
- 山手線の開通:1906年、山手線が開通し、原宿駅が誕生。原宿は一気に交通の便が良くなり、東京の中心地の一つとして成長を始めます。
- パリ風の表参道:明治神宮への参道として整備された「表参道」は、パリのシャンゼリゼ通りを模したデザインで作られ、次第にモダンでおしゃれなエリアとして発展しました。
昭和時代:ファッションとカルチャーの発展
1950年代~1960年代:戦後復興とファッションの芽生え
- ワシントンハイツ:戦後、現在の代々木公園周辺にはアメリカ軍の住宅地「ワシントンハイツ」が設けられ、アメリカ文化がこの地域に根付きました。この影響で原宿には海外製品やアメリカ風のファッションが入り、街がモダンに変貌していきます。
- 1959年、東急百貨店の開店:東急百貨店が開業し、商業の中心地としての原宿が確立され始めました。
1970年代:若者カルチャーの爆発
- 竹下通りの誕生:竹下通りは、1970年代に若者文化が集まり始めたことから、その存在感を高めます。特に、1976年には日本初のクレープ屋「マリオンクレープ」がオープンし、竹下通りが“若者の食べ歩きスポット”として一躍有名に。
- ファッションビル「ラフォーレ原宿」:1978年、ラフォーレ原宿がオープンし、ファッションブランドや若者向けのショップが集まるファッションのメッカに成長。竹の子族など、原宿で生まれた新たなサブカルチャーが全国的な話題に。
- 竹の子族の登場:80年代初頭、竹下通りでは“竹の子族”と呼ばれる若者たちが歩行者天国で派手なファッションを着て踊り始めました。この派手なファッションやダンスは、原宿の若者カルチャーを象徴するものとして一時代を築きました。
1980年代:ギャル文化とファッションブーム
- 「SHIBUYA109」 vs. 「ラフォーレ原宿」:1980年代に入り、渋谷109がギャル系ファッションの発信地となる中、原宿はロリータファッションやDCブランドなど、より多様なファッションの中心地としての地位を確立。
- タレントショップの台頭:竹下通りには、アイドルやタレントのグッズを販売するタレントショップが続々と登場。特に、1987年に日本テレビが開設した『元気が出るハウス』が人気となり、竹下通りはタレント文化の拠点にもなりました。
平成時代:裏原宿とKawaii文化の確立
1990年代:裏原宿の誕生
- 「裏原系ファッション」の始まり:1990年代に入ると、裏原宿エリア(キャットストリート周辺)で新しいファッションムーブメントが誕生。裏原系ファッションは、ストリート系ブランドの「BAPE」や「Undercover」など、若手デザイナーが手がける新進気鋭のブランドが次々と登場し、ストリートカルチャーの一大拠点となりました。
- ストリートカルチャーと音楽:裏原系ブランドは、音楽シーンとも密接に結びついていました。ヒップホップやパンク、スケートボードなど、多様なストリートカルチャーが融合し、世界的な注目を集める“裏原宿”のトレンドを形成。
- ロリータファッションの台頭:この時期、竹下通りでは「ロリータファッション」がブームに。ピンクやフリル、レースを使ったゴシック&ロリータファッションは、竹下通りのKawaii文化の象徴となりました。
2000年代:Kawaii文化のグローバル化
- Kawaii文化の国際展開:きゃりーぱみゅぱみゅや紅林大空といったアーティストが、原宿のKawaii文化を海外に広めました。原宿独特のファッションセンスとカラフルな街並みは、YouTubeやSNSを通じて海外からも注目され、原宿は「Kawaii文化の聖地」として広く知られるように。
- 再開発と新たな施設:2006年、同潤会アパート跡地に表参道ヒルズがオープンし、原宿エリアの洗練されたイメージがさらに強化されました。また、竹下通りには、100円ショップの「ダイソー」や大型ファッションチェーンが進出し、より多くの観光客を集めるようになりました。
令和時代:持続する魅力と進化
- 「WITH HARAJUKU」の誕生:2020年、原宿駅前に複合施設「WITH HARAJUKU」がオープン。原宿は、さらにトレンド発信地としての地位を確固たるものにし、観光客の訪問も増加。ファッション、グルメ、エンタメを融合した新たな空間として、竹下通りや裏原宿の魅力をさらに強化しています。
- 新たなファッションの多様化:今も原宿は、ジェンダーレスファッションやエシカルファッションなど、新しい潮流を取り入れながら、変化を続けています。裏原宿では小規模なセレクトショップが再び活況を呈し、独自のデザインやサブカルチャーが再評価されています。
- インスタ映えスポットとしての進化:SNSが普及する中で、竹下通りや裏原宿は「インスタ映えスポット」としても人気を集めています。レインボーわたあめやカラフルな壁アートなど、写真映えするアイテムが増え、国内外の観光客を惹きつける要因となっています。